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ぶーちゃん先生のお守り

4歳になる少し前でしょうか、
幼稚園へ通う前の子供達がプレ幼稚園のような
交流教室に通っていた頃のこと。

私は人見知りをするほうで、
なかなかすぐには友達と馴染むことが出来ませんでした。
でも、「ぶーちゃん先生」と呼ばれている保育士の方が
そんな私をいつも気遣ってくれました。
ぶーちゃん先生は、50代半ば頃の女性で
なぜ、ぶーちゃんというあだ名だったかは忘れてしまいましたが
細身でマッシュルームカットの(笑)、
とても優しくて明るい人だったのを覚えています。

ぶーちゃん先生の趣味は、
川から小石を拾ってきて絵付けをすることでした。
小指の先ぐらいしか無いくらいの小さな石に
ダルマさんのような可愛い絵を描くのです。

ある日、砂場の仲間に入れずに躊躇している私に
ぶーちゃん先生が近寄ってきて
「い~れて!って言ってごらんなさい」
と笑顔で教えてくれたのですが、
なかなか、その一言が言えませんでした。

すると、ポケットから何かを取り出して
私の手に握らせてくれました。
「はい、これを持っていれば勇気が出るんだよ」
それはマトリョーシカみたいな赤い女の子の
絵がついた小石でした。
とっても可愛くて、見ているだけで元気になるような。

私は、その石を握りしめて
「い~れて」と言うことができました。
ぶーちゃん先生は、わーっ!と拍手をしてくれて
友達も「い~よ~」と歓迎してくれました。

それから、しばらく私はいつもぶーちゃん先生の側にいて
甘えてばっかりいたような気がします。

そんなある日、ぶーちゃん先生がお休みしました。
次の日も、また次の日も・・・
結局、その教室が終わって幼稚園に上がるまで
ぶーちゃん先生に会うことはできなかったのです。

やがて、幼稚園を卒園する頃。
母親から、
「ぶーちゃん先生、亡くなったんだって」
と知らされました。癌だったようです。

私は人の死というものを
幼いながらになんとなく分かっていました。

そんな時に、母親が私の服を整理していると
「これなあに?かわいいね」
と、あのぶーちゃん先生のお守りを出してきました。
私はハッとして、お守りを手に取りました。
すっかり忘れてしまっていた、あのお守りが
もう着られなくなった服のポケットから出てきたのです。

ちょうど私は、小学校に上がることに
不安を感じていたのでした。
学区の関係で、同じ幼稚園から通う友達が
ほんの数人しか居なかったからです。

でも、ぶーちゃん先生の残してくれたお守りが
また今、手の中に握られている。
ぶーちゃん先生の顔が浮かぶ。

「い~れて!って言ってごらんなさい」

ぶーちゃん先生が笑顔で言ってくれている気がしました。
大丈夫だよ、前だって言えたじゃない?
そう元気づけてくれている気がしました。

小学校の入学式には、ぶーちゃん先生のお守りを
しっかり握りしめて行きました。お陰で、
すぐにその日、自分から話しかけ、友達が出来ました。

でも、バチあたりなことに
ポケットに入れておいたはずのお守りが
家につくと無くなっていることに気づきました。
泣きながらランドセルを見たり帰り道を辿ったりして
外を随分探し回ったけれどみつかりませんでした。

すると、どこからか
「もう大丈夫だね」
という声が聞こえてきました。
振り返ると、こどもの頭を撫でながら微笑んでいる
どこかのお母さんの声でした。

でも、なんだかぶーちゃん先生が言ってくれている気がして。
お守りが無くても頑張れるね。って言ってくれた気がして。

大声で泣きました。わんわん泣きました。

ぶーちゃん先生がいてくれたから、
私は自分から話しかけることができるようになり
幼稚園も、小学校も、その後も
ずっと友達に恵まれた生活を送ることが出来たのです。

3歳~6歳ごろの出来事なのに
今思い出しても昨日のことのように感じます。
今までの人生の中で一番、
記憶に残る、素敵な先生のお話でした。

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もっちー★かみさま翻訳家★スピリチュアルカウンセラー

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